
型枠解体とは建物の頑丈な
コンクリート基礎をつくるために
欠かせない大切な業務です。
型枠解体工事を一言でいうと、基礎工事の一環です。
建物の基礎となるコンクリートをきれいに作るため、木材などで型枠を作りコンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まり、十分な強度になったタイミングで、バールやインパクトドライバーなどを用いて型枠を取り外していきます。この取り外しの業務が「型枠解体工事」です。
一見単純な作業のように感じる人もいるかと思いますが、適当にやれば基礎となるコンクリートが傷ついてしまいますし、資材の落下や足場からの転落など、危険が伴う作業なので非常に経験が重要です。
建物の中で重要な基礎を傷つけないよう、限られた時間のなかで、プロとして丁寧な解体が求められます。
解体作業の最初のステップは、単管パイプや金物の外し作業です。
これらのパイプや金物は型枠の固定に使用されているため、
最初にこれらを取り外すことで型枠の解体が可能になります。
単管パイプや金物の取り外しが終わったら、次は、壁の型枠解体を行います。
ちなみに型枠から壁を取り外すプロセスを「壁の脱型」と呼びます。
壁の脱型は、コンクリートが所定の強度に達した後に行われます。
スラブ(天井や梁)の脱型は、梁から順に進められます。
まず、梁の解体を行い、梁の上部から少しずつ型枠を取り外していきます。
次に、スラブの解体を行います。スラブの周囲の型枠を解除し、ゆっくりと型枠をスラブから剥がしていきます。
最後に、型枠解体で使用した機材や解体で出た資材ごみを搬出し、現場を掃除して、引き渡せる状態にして完了です。